日本人男性の生涯未婚率は23.4%(2015年の国勢調査)と、2010年の調査時に比べて約3ポイントも上昇。男性の約4人に1人は生涯独身になる。これまで「独身貴族」、「結婚できない男」という言葉が世間を賑わせてきたが、今は、あえて結婚しない男子=「AK男子」にスポットが当たっている。
没頭できる仕事に趣味、友達、そして高い家事能力を持つ彼ら。そのAK男子を題材としたドラマ『東京独身男子』(テレビ朝日系)が、4月13日からスタートする。
主演は高橋一生(38才)で大手銀行員を演じる。高橋の友人役の斎藤工(37才)は審美歯科医院院長、滝藤賢一(42才)は弁護士事務所のボス弁役。その3人のAK男子が、些細な出来事から今後に不安を覚え、人生を再考するストーリーだ。
「私生活では滝藤さん以外の2人は結婚しておらず、実際に週に3度は料理をするリアルAK男子。2人は滝藤さんに結婚について根掘り葉掘り聞いていますよ。高橋さんは“結婚できないなぁ”と苦笑いしています」(ドラマ関係者)
撮影は順調に進んでいるが、現場ではある“異変”が起きているという。
「最近、斎藤さんと滝藤さんが妙に高橋さんをライバル視しているんです」(前出・ドラマ関係者)
仲がよかった3人に、いったい何が起こったのか──。
「ピアノがきっかけです。高橋さんが出演している『生茶』のCMを見た斎藤さんが“素敵でやさしい気持ちになる”と感想をもらしたのが発端です」(テレビ局関係者)
高橋は2017年のドラマ『カルテット』(TBS系)でビオラを演奏していたが、CMではピアノを披露。小学生の頃に習っていたという腕前は、共演する森山直太朗(42才)も驚いたという。CMでは春らしい情景の中で高橋のピアノに合わせて、森山が名曲『Tea For Two(二人でお茶を)』を歌う、幻想的な映像になっている。
「ドラマの収録現場ではメイクさんやスタイリストさんなど女性スタッフも“ピアノを弾ける男性は色っぽい”“特に指先が素敵”と大盛り上がり。すると、もともとギターなどをやっている斎藤さんが“ぼくもピアノをやる”と言い始めたんです」(前出・ドラマ関係者)
それを聞いた残りの1人も手を挙げた。
「滝藤さんも“じゃあぼくも”と参戦。それ以来、3人は撮影の待ち時間に男性がピアノを弾いている動画をチェックしたり、弾いてみたい曲について話し合っていますよ」(前出・テレビ局関係者)
男の子の習い事でもピアノは人気。さらに「AP男子」が増殖しそうだ。
※女性セブン2019年4月25日号