3月末で宇垣美里アナ(27才)がTBSを退社し、大手芸能プロダクションに所属した。TBSでは近年、2014年の田中みな実アナ(32才)、2019年の吉田明世アナ(30才)と、人気アナがフリーアナウンサーとして再出発するケースが相次いでいる。
「売れる局アナは退社してフリーでバリバリ稼ぐ」という流れは昨今の女子アナ界では一般的なコースだが、同じTBSでも2017年に退社した久保田智子アナ(42才)は違った道を歩んでいた。局関係者が語る。
「久保田さんはTBS退職後、ニューヨークのコロンビア大学大学院でオーラル・ヒストリーを専攻し、レビューが学術誌に掲載されるなどアカデミックな活動をしています。すでに彼女は歴史学の修士号を取得し帰国していますが、学問への意欲は失わず、なんと今年の4月からは東京大学大学院へ進学しました」
久保田アナのツイッターを見ると、たしかに4月1日付で〈昨年末拠点をニューヨークから日本に移し、今年度からは東京大学大学院学際情報学府で研究を続けます〉と書き込んでいる。
久保田アナは2000年にTBS入社、2001年に『どうぶつ奇想天外!』でアシスタントを務めお茶の間の人気者に。その後、2013年8月から2014年2月までニューヨークにて同局初の特派員として記者活動を兼任した。帰国後は報道局政治部、経済部と報道畑を渡り歩き、2015年5月に日本テレビ政治部の記者と結婚。同年11月から翌2016年2月まで『NEWS23』のキャスターを務めていたが「ニューヨーク在住の夫と生活するため」にTBSを退社した。
「久保田さんは元から学術分野での活動に非常に関心を持っていたようで、昨年はアメリカ統治下における沖縄の人々の足跡を調査するカリフォルニア大学のプロジェクト支援や国連軍縮部でのインターン活動に精力的に参加していました。今回入学した東京大学の大学院では、広島原爆の被爆者証言や被害写真などの資料をデジタルアーカイブ化するプロジェクトを進めている渡邉英徳教授の研究室で学ぶそうです」(前出・テレビ局関係者)
ニューヨーク在住時、学術誌に掲載された久保田アナのレポートはホロコースト生存者インタビューのデジタルアーカイブプロジェクトや、前出の渡邉教授のプロジェクトについてまとめたもののようで、平和啓蒙活動の現代的なアプローチについて熱心に研究しているようだ。
そんな久保田アナには、今夏の参院選の出馬も取りざたされていた。全国紙政治部記者が語る。