清純派──。その代名詞が今も似合う岡田奈々(60)が、5月でデビュー45周年を迎える。
「無理に清純派を演じているわけではないんです。結婚も離婚もなく、私生活に波がないように見えるからですかね(笑い)。普通に恋愛も失恋もしていますし、本当は違うんですよ。ただ、もし自分が“清純派”でなかったら、芸能活動を続けてこられたかな、とは思います」
そんな岡田が45周年を記念して、33年ぶりに新曲『坂の途中で』を発表した(配信中)。結婚せずに強がって生きる女性をサラリと描いた歌詞には、岡田の心境が織り込まれている。
「2番の歌詞にグッときて、45年間を思い返して涙ぐんじゃう。落ち込んだ時、心に響くファンレターが支えになったことを回想したり……」
4月22日には、17歳の岡田の姿を収めた写真集『近代映画じゃんぼ 岡田奈々チャームアルバム』が電子書籍として復刻し、発売された。
「映画『青春の構図』の写真が載っていますが、当時はたくさんの雑誌が現場についてきて撮影してくださったんですよね」
子供時代からのプライベート写真も満載だ。
「これが実家にあったほぼ全ての写真です。子供の頃かわいくなかったそうで、親が写真をあまり撮ってないんですよ。おばあちゃんが母に『なんて子を産んだんだ』と叱責したという話もあるほど(笑い)」