芸能

山田邦子騒動から考える芸能界のマネジメントの重要性

『女性セブン』の直撃に応える山田邦子

「こうやって板の上で原点に返る。令和になって心機一転また頑張れるな、という感じなんですけども」。5月10日、新宿・末広亭の舞台に立った山田邦子(58)は、立ち見も出るほどの満員の観客の前でこう話し、漫談を始めた──。

 山田邦子の独立騒動が勃発している。4月29日のブログに、〈39年所属しておりました太田プロダクションの事務所スタッフには誰ひとりも観てもらえなかったことがとても残念でした〉と綴り、事務所への不信感を募らせた。

 その真意について、『女性セブン』が直撃すると、〈恩義のあった前社長が引退して会長に、その息子が新社長になってから、私のマネジャーが動いていない状態なんです〉〈事務所は私に全然関心がないの〉などと本音を漏らした。

 末広亭で騒動について語ることはなかったが、デビュー当時のバスガイドネタやジュディ・オングの大ヒット曲『魅せられて』の替え歌など約15分にわたって漫談を披露。デビュー当時に親交のあった桂竹丸(当時の芸名は、あらポン太)の誘いを受けて実現したという舞台で、観客を爆笑の渦に包んでいた。

 山田邦子は、女性芸人のパイオニア的存在である。NHK放送文化研究所が主催していた『好きなタレント調査』で1988年から1995年まで8年連続1位に輝き、1990年代前半『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』(フジテレビ系)など複数の冠番組を持つ超売れっ子だった。しかし、1995年頃から不倫騒動などでバッシングを受け、人気が落ちていく。2000年代に入ると、レギュラー番組もなくなり、テレビで見かけることも少なくなっていった。テレビ局関係者が話す。

「太田プロダクション側の意見もあるでしょうし、双方の言い分があるはず。ただし、一般論としてはこう言えます。芸能人は急に売れたり、突然露出が少なくなったりします。その責任は本人にばかりあるように思われますが、最も大きいのはマネージャーの力です。どんな人が担当してくれるかで、芸能人生は大きく変わる。これは間違いない。ネットでは、事務所の大きさが注目されがちですが、今回のように大手であろうと問題は起こるし、小規模な事務所で売れている芸能人もいる。事務所の大小以上に、マネージャーのやる気や戦略、人柄でタレントの運命は決まるんですよ」

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