近ごろサブスクリプション(定額放題サービス)が花盛り。特に最近は女性向けジャンルでの新規導入が目立つが、中でも人気なのは洋服の月額借り放題だ。なぜ女性はこうしたサービスに夢中になるのか。自身も“サブスクフェチ”だという作家の内藤みか氏がレポートする。
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衣料系のサブスクリプションとは、どんなものでしょうか。大抵は月々の定額料金を支払えば、アイテムを決められた数だけ借りられるというシステムのものです。
気に入らないアイテムは返却すれば他のものと交換してもらえる方式のサービスが多いのも、好みがうるさい女性にとってありがたいところ。有名なのは、無料登録会員数が16万人を突破した「エアークローゼット」や、有料会員数が1万2000人超の「メチャカリ」などです。
洋服の借り放題は、大きく分けて業者がコーディネイトしてくれたアイテムを送ってくれる“福袋形式”のところと、自分で好きなように品物を選べる“バイキング形式”のところに分かれます。中古の品を貸すところもあれば、新品だけを貸すところもあり、月額料金はだいたい1万円以内です。
私は両方のシステムを利用したことがありますが、個人的には圧倒的にバイキング形式のものがおトクに感じました。レンタルといえどもアイテムを自分で選べるので「擬似ショッピング」を味わえるのがいいのです。
私はストレスが溜まるとネットショッピングやフリマサイトで洋服を衝動買いする癖があったのですが、バイキング形式のレンタルを利用し始めた途端、それがピタリと止んだのには驚きました。そのサイトは新品を借りることができるので、タグ付きの服が来て気持ちがいいし、最新流行のデザインのものばかりなので、このサービスによって消費欲求が解消できたのです。