お笑いコンビ・カラテカの入江慎也(42)が所属事務所の吉本興業から契約解除された“闇営業騒動”が波紋を呼んでいる。
入江は先週、写真週刊誌に反社会勢力との交際疑惑と、大規模振り込め詐欺グループの忘年会に吉本所属タレントを仲介したことが報じられた。吉本興業が調査したところ入江が交際を認めたため、事実上の解雇となったという。
忘年会には、雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮、レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成などが出席していた。この会が後に逮捕される振り込め詐欺グループが開催したものだったことに加え、忘年会出席が事務所を通さずに直接ギャラを受け取る“闇営業”だったことも騒ぎを大きくしている。
これを仲介したのが入江だったというわけだ。入江は詐欺グループの忘年会であるとは知らず、知り合いの広告代理店の人間から紹介されたパーティだという認識だったとしつつ、「たとえそのような認識だったとしても、吉本興業を通さずに芸人の先輩や後輩をこのような場に誘い、巻き込んでしまったのは私の危機管理能力の不十分さ、認識の甘さが招いてしまったことです」と闇営業を認め謝罪コメントを発表している。
芸人にとって闇営業とは、抗いがたい禁断の果実なのだろうか。吉本興業に所属していたこともある元芸人のS氏(36)は言う。
「闇営業自体は珍しいものでもなんでもなく、みんなやっています。『社員の前で闇営業の話するなよ!』などライブでネタにもしてるし、ファンも知ってることじゃないですかね。だって、知り合いづてに結婚式のMCを頼まれて、帰りに『お車代』をもらったらもう“闇営業”になっちゃうんですから」