6月27日から約10日間の日程でポーランドとフィンランドを公式訪問される秋篠宮ご夫妻。その訪欧にあたって6月中旬に行われる予定の記者会見が、皇室関係者の間で注目を集めている。
「会見にあたり、記者からはすでに質問が提出されています。秋篠宮さまがお答えになられるかどうかはわかりませんが、その中には、世間で非常に関心の高い“眞子さまのご結婚の行方”についての質問も含まれています」(宮内庁関係者)
昨年11月には「納采の儀は行えない」と発言されたが、今回はさらに一歩進んで「破談」、もしくは「納采の儀を認める」というところまで踏み込まれるだろうか。
元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは次のように説明する。
「もし眞子内親王殿下の婚約内定が解消されるとしても、秋篠宮殿下自らがお話になると、“ふたりを引き離した”ようなイメージを持たれてしまいます。解消も当然、眞子内親王殿下と小室(圭)さんが決めるべきことです。そして、そのおふたりの意思を尊重し、婚約内定の時と同様に宮内庁長官が発表するのが筋でしょう」
今回の会見では、「せいぜい“まだ小室さんから連絡はない”といった程度の表現になるのでは」(皇室記者)といった見通しだが、ご夫妻の本当のお気持ちはどこにあるのだろうか。
「5年ほど前、紀子さまが眞子さまや佳子さまの将来の伴侶について、“理想のお相手”を口にされたことがありました」と明かすのは、ある皇室関係者だ。
「高円宮家の次女の典子さんが、出雲大社権宮司・千家国麿さんと結婚された頃のことです。紀子さまは、眞子さまには千家家以上のお家柄の男性がふさわしいとお考えで、旧宮家出身の方を望まれているようでした」
現在、女性宮家の創設が議論になっている。現在のルールでは、女性皇族は結婚されると皇籍を離れなければならず、皇族の減少は避けられない。悠仁さまが即位される世代になると、皇族は“悠仁さまと皇后さまだけ”という事態もあり得るだけに、女性皇族が結婚した後に「宮家」を作り、皇族として残るべきではないかという議論だ。
「紀子さまは、悠仁さまが即位された後、眞子さまや佳子さまが皇族としてサポートされる形を望んでいらっしゃるようでした。もし旧皇族の男性と縁組みされれば、自然に女性宮家創設の道も開けます。紀子さまはそこまで視野に置いていらっしゃるのです」(前出・皇室関係者)
しかし、当の眞子さまは小室さんを選ばれた。事実上の“女性宮家ご辞退”であり、紀子さまのお考えは水泡に帰したことになった――そう思われたのだが、紆余曲折を経て、小室さんとの結婚は現状、先が見えない。
「紀子さまは今、ふたりの関係の自然な解消を待つ状態なのでしょう。将来、“理想のお相手”との縁談を勧めるにせよ、その時のために、今は眞子さまのお気持ちを尊重し、よりよい母子関係を作っておいた方がいい。紀子さまは、そんな未来図を描いていらっしゃるように思えてなりません」(別の皇室関係者)
会見では、ご夫妻のどんな胸の内が明かされるのだろうか──。
※女性セブン2019年6月27日号