秋篠宮ご夫妻は6月27日から約10日間の日程でポーランドとフィンランドを公式訪問される。日本との国交樹立100周年を迎えた両国への訪問は、「皇嗣同妃両殿下」としての初の海外訪問だ。
実は、その訪欧にあたって6月中旬に行われる予定の記者会見が、皇室関係者の間で大きな注目を集めている。
◆“アドリブ”で独特の表現を使われる
「これまで秋篠宮さまが海外訪問前に会見を開くことはなく、訪問を終えられたご感想文書を発表するだけでした。今回、皇嗣になられたので、これまで陛下が皇太子時代にされていたように、海外訪問前の会見を開くことになりました。紀子さまもご出席される予定です」(宮内庁関係者)
ご夫妻の会見が関心を集める理由は、秋篠宮さまの過去の発言にある。かつて2004年5月、適応障害を発症された雅子さまについて、陛下が「雅子の人格を否定するような動きがあった」と会見で述べられると、秋篠宮さまは同年11月、誕生日会見でこう発言された。
《記者会見という場で発言する前に、せめて陛下(編集部注、現在の上皇陛下)と内容について話をして、そのうえでの話であるべきではなかったかと思っております》
そのお言葉は、ご兄弟に吹く“すきま風”として注目された。
最近では昨年11月の誕生日会見だ。眞子さまとその婚約内定者の小室圭さんに触れ、「(現状では)納采の儀は行えない」と踏み込んだ発言をされた。また、今年11月に行われる新天皇の即位に伴う重要儀式「大嘗祭」への公費支出について“身の丈に合ったものにすべき”という見解を述べられ、費用削減について消極的だった宮内庁長官については「聞く耳を持たなかった」と厳しい言葉を投げつけられた。
「秋篠宮さまは“皇室のスポークスマン”と評されるほど、積極的な情報発信が目立ちます。時に直接的で、歯に衣着せぬご発言もある。基本的なお考えは、上皇陛下や天皇陛下とすり合わせていらっしゃるにしても、“アドリブ”で、独特の表現を使われることが多いとされています。今回の訪欧前の会見でも、皇室関係者の間では、“注目発言が飛び出すのではないか”と注視されています」(前出・宮内庁関係者)
秋篠宮さまの会見でのご発言には、“あるパターンがみられる”と指摘するのは、別の宮内庁関係者だ。