お笑い芸人たちの「闇営業」でクローズアップされている芸能人の“美味しい副業”。じつは芸能人だけでなく、アナウンサーも副業に勤しんでおり、かつては「結婚式の司会」がその代表格だった。あるテレビ局OBが語る。
「企業経営者や幹部の結婚式の場合、1回で30万円、人気女子アナには50万~60万円が謝礼として支払われていた。局を通していないのでお金は自分の懐にまるまる入るし、基本的に領収書も書かなくていい。そのうえ“お車代”の上乗せがあることもある。最高に美味しい副業でした」
だが、10年ほど前から各局でルールが変わり、いまでは結婚式やイベントの司会などは、基本的に局を通さなければ引き受けられないようになっているという。
「受け取ったギャラは一旦全額局に納めて、そこから一部が支払われるという形になりました。手取りが1万~2万円ということもあり“割に合わない”と、司会アルバイトは衰退しました。局に無断でイベントの司会を引き受けて処分された男性アナもいます」(前出・テレビ局OB)
変わって近年アナウンサーの間でトレンドになっているのが、「飲み会斡旋」だという。経営者などが集まる飲み会に同僚の女子アナたちを連れていき、斡旋料を貰うのだ。
「1回の飲み会で15万~20万円が相場だといいます。参加した女子アナにも“タクシー代”として1回3万~5万円の現金が渡される。“ギャラ”と考えれば安いですが、女子アナとしても経営者とのコネができるから大歓迎というのが現実です」(テレビ関係者)