カラテカ・入江慎也や、雨上がり決死隊の宮迫博之などが参加したお笑い芸人の「闇営業」騒動で、芸能界と反社会的勢力との接点がクローズアップされているが、闇営業の存在は、アスリートの世界にもある。
「プロゴルファーは個人事業主なので、チームや連盟といった防波堤がなく脇が甘くなりやすい。しかもトーナメントで食えるのは200人程度で、その10数倍のプロゴルファーがレッスンなどで食べている。
高額の謝礼を受け取り、暴力団関係者にレッスンをするプロもいる。賭けゴルフの助っ人として駆り出されるケースもある。日本プロゴルフ協会やツアー機構はツアーには関与しますが、それ以外はほぼノータッチです」(ゴルフツアー関係者)
プロゴルファーの元には、暴力団のフロント企業や関連会社からコンペのゲスト参加依頼が来ることも珍しくないという。あるシニアプロが語る。
「50万円のギャラでゴルフ場に行ってみたら、駐車場にスモークガラスのベンツがズラリと並び、ひと目で“その筋”だと分かる人が勢揃いしていた。そういう人たちほど金払いもいいので、自ら積極的に参加するプロもいます。
トラブルが起きるわけではなく、みんなゴルフが大好きで、うまい。ただ、ホールを回った後に大半の人が風呂に入らなかったのはよく覚えています(苦笑)。記録に残るとマズいと思ったので、記念写真だけは勘弁してもらいましたけどね」