お笑い芸人たちの反社会勢力への「闇営業」問題が世間を騒がせている。先日、15年にわたる長期連載に幕を下ろしたマンガ『闇金ウシジマくん』は、反社会勢力の舞台裏をリアルに描いた作品として人気を集めたが、作者の真鍋昌平氏はそうした情報をどのように収集してきたのか。同作の大ファンであるホリエモンこと堀江貴文氏が聞く。
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堀江貴文(以下、堀江):普段から真鍋さんは、本当によくいろんな方を取材されていますよね。反社会的な人とかを取材することもあるじゃないですか? あれ、怖くないんですか?
真鍋昌平(以下、真鍋):紹介者の方が偉い人だと、意外と大丈夫だったりするんですよ。立場が下の人からその人よりも立場が上の人を紹介されると、大変な思いをするんですが、組織の上の方にいる方から紹介してもらうと、みんな紹介者の方の顔を立てるので、丁寧に接してくれますよ。
堀江:なるほどー! どうやってそんな目上の人を紹介してもらうんですか?
真鍋:そういうジャンルに強いライターさんとか、ちょっとグレーな仕事をしている人に教えてもらいます。「おもしろい人を取材したい」というと、「こういう人がいますけど、会いますか?」と言われて、引き合わせてもらう感じですね。
堀江:僕もそういう人たちに絡まれやすいタイプなんです。あと、僕の場合は、そういう人たちと一緒にいると、すぐに『週刊文春』とかに書かれちゃいますからね。「ホリエモン 黒い交際」とか「夜は黒い多動力」とかね(笑)。だからかたくなに、関係は作らないようにしているんですけど。
真鍋:アハハ、どんな多動力ですか。
堀江:『ウシジマくん』は本当に細かいところまでリアルに表現されてますけど、どうやって仲良くなって、話を聞きだすんですか?