ライフ

65歳で届く年金請求ハカギ 返送忘れると年金ストップ

もらいそこねないためには?

 現行の制度で65歳以前にもらえる「特別支給」の年金をもらっている人が65歳になると、「年金請求ハガキ」が届く。必要事項を書いて返送すれば基礎年金と報酬比例部分の両方を受け取れるようになる。社会保険労務士の蒲島竜也氏が語る。

「ハガキの返送を忘れてしまうと、年金の振り込みがストップしますから注意が必要です」

 繰り下げ変更の項目にマルをつけずに返送すると基礎年金、報酬比例部分ともに受給できる。ハガキの返送自体を忘れると、繰り下げ受給を選んだことになってしまう(受給開始は66歳以降になる)。

 特別支給の年金をもらい忘れている人にはこのハガキではなく、「年金請求手続きのご案内(未請求者用)」が送られてくる。年金請求書を提出すればもらい忘れたぶんを取り戻せる。

 65歳の時に厚生年金の加入期間が20年以上あり、65歳未満の年下妻(加入期間20年未満)がいると「加給年金」が夫の年金に上乗せされる。該当者は、年金請求書の「加給年金額に関する生計維持の申し立て」欄に必要事項を記入する。

 加給年金を受け取るには、年金請求書の11枚目を忘れずに記入(別に収入を証明する書類が必要)。妻が65歳になるまでの間、最大で年額39万100円が受給できる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン