駅構内で駅名を示す案内標識を総じて「駅名標」と呼ぶ。東京メトロや都営地下鉄では、駅によってはホーム壁の駅名標周りにその駅らしさを表わすアートを施している。乗車中に「ここはどこ?」と慌てがちな地下鉄ならではの一工夫だ。毎日楽しめる駅ナカの芸術を紹介しよう。
【半蔵門線・半蔵門駅】
国立劇場の最寄り駅。歌舞伎の定式幕を模した萌葱、柿、黒の3色を配した。
【日比谷線・東銀座駅】
こちらは歌舞伎座最寄り駅。やはり定式幕を模しており、配色は半蔵門駅と同じ。
【丸ノ内線・東京駅】
「自由に走る丸ノ内線」をテーマにしたイラストとともに、丸ノ内線の歴史年表も。
【半蔵門線・錦糸町駅】
渋谷行きが「両国花火」、押上行きが「亀戸梅屋舗」と安藤広重の名画がお出迎え。
【半蔵門線・三越前駅】
三越がプロデュース。洋画家の猪熊弦一郎デザインのパネルを配する。