ジャニー喜多川氏(87)の緊急搬送が報じられたことで、同氏が社長を務めるジャニーズ事務所の巨額資産とその行方に関心が集まっている。圧倒的な経営力を誇る同事務所の年商は1000億円を超えるといわれており、同事務所は関連会社名義を含めて、多数の不動産を所有する。
「SMAPが大ブレイクした1990年代後半以降、不動産の購入が目立つようになりました。いずれも赤坂や麻布など都内有数の一等地ばかりです」(芸能事務所との取引が多い不動産会社関係者)
1998年には赤坂の3階建てのビルを購入し、六本木の賃貸ビルからオフィスを移転。この本社ビルは、当時土地代含めて推定20億円と報じられた。
「2018年には乃木坂の90億円相当といわれるビルを新たに購入し、再び本社を移転しました」(前出・スポーツ紙記者)
渋谷にも所有物件が多い。公園通りに面した地上5階地下2階の商業ビルには人気アパレルショップが入居し、2軒隣にも地上7階地下1階のビルを所有する。
「ほかにも所属タレントが出演する東京グローブ座や駐車場など、都心に所有する不動産があり、資産価値は500億円を超えるといわれます」(前出・不動産会社関係者)
これらの物件はタレントの活動拠点としてだけでなく、ビジネスとしても大きな富を生む。