国内

暴力団関係者が闇営業問題に一言「今頃ちょっとかわいそう」

闇営業の真相を暴力団関係者が語る

闇営業の真相を暴力団関係者が語る

 警察や軍関係の内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た警官の日常や刑事の捜査活動などにおける驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、芸人の闇営業問題について暴力団関係者が口を開く。

 * * *
「こんな何年前の写真が出てくるようだと、吉本に芸人はいなくなりますね」

 暴力団幹部はそう言って、苦笑いした。実際、いつ、どこから写真や映像が出てくるのか、戦々恐々としている芸人やタレントは少なくないのではないだろうか。

 特殊詐欺グループの忘年会や暴力団幹部の誕生パーティに吉本興業所属らの芸人たちが“闇営業”で出席していた問題について、暴力団関係者らに話を聞いてみた。

「フライデーに出ていた稲川の幹部というのは、この人ですよ」

 暴力団幹部はスマホでささっと調べ、稲川会系のある組の幹部の名前を教えてくれた。スリムクラブの2人が出席していたという誕生パーティの主人公だ。

「反社会的勢力の会合とは知らなかった」と本人たちは言っているが?

「それはない。初めから稲川会ってわかって行ってますよ」

 指定暴力団なら、何かあれば暴対法や暴排条例ですぐに警察に捕まってしまう。その辺の法律に関することは暴力団ならよく知っているため、席に着く前には知らせているはずと他からも聞いていた。

 では、芸人やタレントをどうやって呼ぶのか?

「個人的に知り合いがいれば、そのツテで紹介してもらったりしますよ。自分の場合は、昔からの付き合いが現在も続いているので、個人的に食事をしたり飲みいったりという感じですね。さすがに誕生会などには呼びませんがね」

「芸人やタレントの場合、人気に関わらず金銭が発生するので、この程度の依頼でも彼らにとっては闇営業になる。直の仕事として、やったことがある者は多いと思いますよ」

「今の時代になって、“反社”と呼ばれるようになってますが、十数年前までは、芸人たちや芸能人らは新年会、忘年会、誕生会、ゴルフコンペ…何でも参加していたわけですから。今頃になってこんな形で出てくると、彼らもちょっとかわいそうですね」

「今の時代」と暴力団幹部が言うように、暴力団、いわゆるヤクザと芸能界のつながりは長い。

「歌手は興行で呼ばれれば行くし、チケットは地元のヤクザが売ってくれるしで、切っても切れない間だった」

 暴力団排除条例ができる前の話だが、ある右翼団体関係者の誕生パーティに招かれ、出席したことがある。誕生パーティは毎年、老舗ホテルの大広間で大がかりに行われ、演歌歌手や芸人、落語家、タレントに俳優、相撲取りやプロボクサーらも出席し、その場を華やかに盛り上げていた。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン