そんなBASFが予測した「2019─2020年のカラートレンド」のテーマは、「ACT/9(アクト・スラッシュ・ナイン)」というものでした。
これからの時代は、技術の進化により、「何ができるのか?」ではなく、「人に最適な環境を実現する技術は何か?」というポストデジタル時代が到来しているとBASFは分析しています。そのため3~5年後は、まったく新しい世界を創造する力強い行動を「ACT(アクト)」、次世代の到来直前の雰囲気を10ではなく「9」と表現するというのです。
そんな技術トレンドと社会の変化を分析し、将来のクルマの色へのインスピレーションとなるコレクションに反映させているといいます。そして、ずばり今後のトレンドは、
「カラーは、人を中心とした温かみのある色域や意匠、また豊かな個性や生き生きとした新時代を象徴する自由な発想が求められる」
と予測します。日本を含めたアジア太平洋地域の予測は「暖色系のバランスのとれたカラーパレット」と言います。具体的な色のイメージは次のような予測をしています。