7月21日に投開票となる参議院選挙。新たな国会議員たちによる論戦が繰り広げられることになるわけだが、その舞台となるのが国会議事堂だ。そこで、知っているようで知らない国会議事堂を、地元議員のお手伝いをしているという“オバ記者”が案内する。今回取り上げるのは、衆議院議場。国会の警務及び議院の内部警察権の執行を行う国会職員である衛視さんにもお話を伺った。
◆取材・文/野原広子(オバ記者) 茨城県出身。体当たり取材が得意のアラ還ライター。昨年、郷土愛に目覚め、地元議員の事務所のお手伝い。小学生を国会議事堂に案内している。
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小学生の参観者数は、1日平均5000人。春、秋のトップシーズンになると午前中に8000人という日も。
こうなると広い議事堂でも大変な混雑で、コースを歩く「簡略説明」になる。本会議場はテープによるアナウンスを聞くだけだ。
日によって事情は変わるが、比較的ゆとりのある午後は、傍聴席に座って衛視さんに説明をしてもらえることも多い。
説明を衆議院警務部 警備課報道連絡係 衛視副長の本坊(もとぼう)俊一さんがしてくれた。
「本会議場は上から見ますと狭い感じがするでしょうが、約465畳、744.81平方メートルあります。中央の大きな椅子のあるところが議長席で、その左隣が事務総長席です。
この議長席を中心に左右2列になった席がありますが、前列は大臣、後列は事務局の席で、議場には衆議院議員以外は定められた連絡係以外、入れないことになっています」(本坊さん・以下同)