参院選が終わった自民党内の関心は内閣改造に移っている。「これで初入閣は決まり」。そう見られているのが党女性局長の三原じゅん子氏だ。国会最終盤の参院本会議で野党を「愚か者の所業」「恥を知りなさい」とこき下ろしたド迫力の演説が注目され、“女王様キャラ好き”といわれる安倍首相から政見放送のお相手に抜擢された。
ところが、その政見放送では女王様から“ホステス”キャラに様変わり。
「トランプ大統領を大相撲に招待するなど、総理は蜜月ぶりを世界に存分に発信しておられますね」と安倍ヨイショに徹し、
安倍「この前の三原さんの参議院本会議での演説は、すごい迫力でしたね」
三原「野党に『恥を知りなさい』と申し上げたら、すさまじい反響でした」
と互いに褒め合い、ネットでは「場末のスナック」と評されてしまった。
一躍売れっ子となった三原氏は参院選でも応援演説に引っ張りだこ。全国を回って「貢献度大」とされ、入閣は確実な情勢だが、注目されるのはポストだ。本人は、「東京五輪に向けたテロ対策や、受動喫煙問題の解決を前進させたい。そのために私は国会議員になった」と公言しており、意中のポストは東京五輪・パラリンピック担当相との見方が有力だ。