オンライン英会話教室が林立している。多くは1レッスン25分ほどで、動画チャットを通じて外国人講師とやり取りするというもの。中には1レッスン単価が200円に満たないところもあり、格安なのはありがたいところだが、果たしてどの程度レッスンの効果があるのか。実際にオンライン英会話で学習中だという作家の内藤みか氏がレポートする。
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東京オリンピックを翌年に控え、日本では英語熱が上がっています。オンライン英会話も価格比較サイトに登録されているものだけで27社が名を連ね、最大手と言われるレアジョブでは累計利用者数が70万人、行われたレッスンは3500万回を超えたそうです(HPより)。
レッスン内容も細分化され、初心者用から上級者用までのレベル別指導や、海外旅行用、ビジネス用などの用途向け、TOEICなどの試験対策など、各社さまざまなメニューを用意しています。
料金はほとんどが月額定額制。スポーツジムと同じ感じといえば分かりやすいかと思います。自分のペースでレッスンする形なので、毎日レッスンをする人もいれば、週に1度がやっとという人も。毎日レッスンを予約すれば、当然単価は下がり、1レッスン200円未満(フィリピン講師の場合)になる場合もあります。
◆フィリピン人講師とネイティブ講師
私自身は、忙しくてなかなかレッスン時間が取れないので、当初は月額定額制ではなく、レッスンのたびに料金を精算する都度課金のスクールで学んでいました。けれどそれだとついつい自分に言い訳をしてサボってしまい、なかなか動画チャットをする気持ちになれません。なので、今は月額定額制のレッスンに登録し、週1~2回のペースで学んでいます。
オンライン英会話はフィリピン人講師とネイティブ講師とでかなりの価格差があります。フィリピン人講師は1レッスン単価が激安なのですが、アメリカやイギリスなどの英語を母国語とするネイティブ講師は単価が1000円以上はするのでだいぶ開きがあります。物価の違いもあるとは思いますが、やはりネイティブ講師は根強い人気があるのでしょう。
私は普段はフィリピン人講師にレッスンをお願いしていますが、自分の実力を試したくなった時に、ネイティブ講師に単発レッスンを依頼することがあります。フィリピン人講師はとてもはっきり発音するので聞き取りやすく、初心者の私には合っているのですが、ネイティブ講師は発音が滑らかで美しく、やはり憧れですし、時々聴きたくなるのです。