7月5日、韓国・ソウル市内の旧日本大使館前で、日本製品の不買を訴えるデモが行なわれた。日本政府が対韓輸出の管理強化を実施した7月4日以降、韓国内では反日感情が高まり、韓国の世論調査では、日本製品の不買運動に「現在参加している」との回答が48%に達した。
今回の騒動では日本車がキムチをぶつけられたり、「売国奴」と赤いスプレーで落書きされた写真がネットを賑わせた。
「それでも韓国人にとって日本車は憧れの的」と語るのは在韓ジャーナリストの藤原修平氏だ。
「昨年末、韓国メディア・アジア経済は『韓国では今年日本車が4万台以上売れたのに、日本で販売された韓国車はわずか5台だった』と自嘲気味に報じていました。日本車の中でも人気はレクサス。日本製品不買を主張する朴元淳・ソウル市長の愛車もレクサスです」
【ソウル市報道官より、「現在、朴元淳市長が利用している車両は日本製品ではなく、現代自動車の電気自動車『コナ・エレクトリック』です」との指摘がありました。8月14日付記】
替えが利かないと言われているのは日本製の文房具だ。
「韓国製のボールペンはすぐ壊れてしまうが、日本製は丈夫で長持ちです。消しゴムの性能も日本製のほうが段違いなので、日本の文房具ファンが多い。徴用工訴訟で三菱重工を大々的に批判した韓国人が平気でスリーダイヤの“三菱鉛筆”(グループ企業ではない)を使っていた」(藤原氏)