昨今、アーティスト活動以外に、バラエティ番組やクイズ番組に出演し、意外な姿を見せ続けているToshlが、さらに驚く“変身”を遂げた。絵画の個展を歴史ある東京・上野の森美術館で開催することが決まった。Toshlは、現在「龍玄とし」として活動の幅を広げているが、絵画展はその龍玄とし名義で開く。
「展示されるのはToshlさんが、自分の楽曲を絵として表現したものです。ミュージシャンで絵を描く人は少なくありませんが、自らが作詞・作曲した音を描くというコンセプトのアート表現は日本を代表するシンガーでありミュージシャンである彼ならでは。他に例を見たことがありません。これまでにない世界観を味わうことができると美術関係者たちの間でも話題になっています」(展示会関係者)
展示会の名前は『マスカレイド・展』(音の世界を、描く)。マスカレイドとはToshlのソロ曲で、先日開催されたアイスショー『ファンタジー・オン・アイス2019』で、あの羽生結弦選手が踊った曲としても知られる。Toshlはこれまでたびたび自身の番組『ニコニコ生放送 CRYSTAL ROCK チャンネル』でその思いを語ってきた。
「僕はビートたけしさんのファンなんです。たけしさんは、本業はもちろん、それ以外の分野にも積極的にチャレンジしています。映画監督、役者、作家、画家……常に自分の可能性を広げていますよね。僕も、最近はバラエティ番組に出演したり、小説の執筆を始めたりしているのですが、別分野に挑むと新しい発見がたくさん見つかる。その楽しさに気づき、絵を描いてみようと思ったんです。絵については素人なので、戸惑いながらのスタートでした。途中で野性爆弾のくっきーさんから“絵は習っていないほうが自由でいいんですよ”って、背中を押してもらってからはスムーズに描けました」