話は今から18年前にさかのぼる。「ジャニーさん」の愛称で知られたジャニー喜多川氏(享年87)は、ジャニーズ事務所の門を叩いた「13才の少年」に溢れる音楽の才能を見出し、ジャニーズJr.へと迎え入れた。そしてすぐに、当時のジャニーズJr.でリーダー的な存在だった「19才の青年」に紹介したという。
その時の少年の名はTaka(31才)、青年は滝沢秀明(37才)。2人の運命はしばらくの間、遠く離れることになるが、つい最近になって滝沢がTakaに一本の電話をかけたという──。
「滝沢さんは今年1月、『ジャニーズアイランド』という会社の社長に就任し、ジャニーズJr.の育成やプロデューサーを務めることになりました」(芸能関係者)
8月8日、滝沢プロデュースのもとジャニーズJr.300人が勢ぞろいした東京ドームでの単独コンサートを実現させた。恩師であるジャニー氏の亡き後も、多くの若い才能をリーダーとして引っ張っている。
「滝沢さんが特に期待しているグループの1つが、『SixTONES』(ストーンズ)。京本政樹さん(60才)の息子・京本大我さん(24才)が所属することでも知られる6人組です。イケメンなだけでなく、ワイルドな雰囲気も持ち合わせる彼らを、滝沢さんは“世界デビュー”させようと計画しているようです。
もともと世界で活躍するエンタテイナーを育成することはジャニーさんの夢でもあった。滝沢さんはSixTONESに、恩師の夢を託そうとしているのでしょう」(前出・芸能関係者)
世界で活躍する音楽グループを作り上げるために、“世界を知るミュージシャン”に協力をお願いしたい――そんな思いで滝沢が電話をかけたのが、18年前、ジャニー氏から紹介されて以来の仲であるボーカリストのTakaだった。
Takaは森進一(71才)と森昌子(60才)の長男。2001年にジャニーズ事務所に入所し、2003年に「NEWS」のメンバーとしてデビューするも、たった1か月で「学業優先」で活動を休止して退所。その後、海外音楽留学などを経て、現在はロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカルを務め、世界27か国でライブを成功させるなど、世界的に活躍中だ。