「一億人の妹」として歌手デビューし、ドラマ『コメットさん』で国民的なアイドル女優となった大場久美子の「19歳の輝き」を収録した伝説の写真集が電子書籍『大場久美子 グアムでビキニになっちゃった』として復刊した。多忙なドラマ撮影の合間に出かけたハワイロケで弾ける笑顔とカラダを披露した本書は、現在では10倍以上の値がつくプレミア写真集となっている。40年前の撮影当時の思い出を、大場に聞いた。
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当時はドラマ『コメットさん』に出演中でした。子役でのドラマ出演から始まった芸能活動でしたが、19歳の時もまだまだ芝居は初心者。監督からのリクエストに応えるため、毎日が勉強でした。歌手活動も並行してやっていたので、不器用な私は日々の仕事をこなすことに精一杯で、レコード売り上げや人気など感じている余裕はありませんでした。
撮影所の門にファンの方々が色紙を持って、長い行列を毎日つくってくれていたことはとても嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいでした。休憩時間にできる限りのサインをさせていただいたのがいい思い出です。
あれからもう40年の月日が流れたんですね。波瀾万丈でしたが、たくさんのことを得ることができた、充実した人生を歩めていると思います。