かつてCM女王の異名を取り、高額納税者番付でも俳優・タレント部門で4年連続トップだった女優・三田佳子(77)。その三田の東京都内にあった豪邸の跡地が、更地にされ、しかも分割されて売られている状態だという。
女優としての活躍はもちろん、NHK紅白歌合戦の紅組司会など栄光の経歴を積み上げてきた三田だが、次男の高橋祐也(39)が1998年から昨年9月までに覚せい剤取締法違反で計4回も逮捕されたことで、その人生は子供に振り回された。
2000年の2回目の逮捕では、10億円で建てたとも言われた三田の豪邸の地下室で、仲間と覚せい剤パーティーを開いていたことが明らかになり、三田も大きな批判を浴びた。
そんないわくつきの豪邸が売りに出されたのは6年前。当初は家と土地で6億円だったが、買い手がつかずに3億5000万円にまで値段が下がった。最終的には2014年8月に不動産投資会社が買い、その後に転売された。近隣住民が語る。
「一般向けの土地としてはあまりにも広すぎたのでしょう。新たに取得した不動産投資会社が、売りやすくするために約180坪を更地に戻して、土地も分割。今年3月からは、戸建用の分譲地として販売されています。結局、5分割されたようですよ」
広告には「由緒正しき桜並木に面す【プライバシー性】と【解放感】をあわせ持った土地」「自分だけの特別な空間」などのフレーズが並ぶが、別の近隣住民はこの売り文句を「あの地下室パーティーを思い起こさせる“皮肉”みたい」と苦笑いする。価格は約8000万~1億2000万円。
「1区画はハウスメーカーに売れたそうで戸建てが建つようです。他の4区画もハウスメーカーが買って建売物件になるのではないかと思います」(不動産関係者)