8月8日、東京ドームで開催されたライブ『ジャニーズJr8・8祭り~東京ドームから始まる~』において、ジャニーズJr.の人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」と」「Snow Man(スノーマン)」が、2020年に同時CDデビューすることが発表された。とくに下積み時代が長かった「スノスト」の同時デビューとあって、会場ではファンの絶叫や、むせび泣く声も響き渡った。
もちろんこれは、ファンにとって嬉しい悲鳴であることに間違いない。しかし、その一方でファン心理というものは複雑だ。たとえばSnow Manのメンバーを長年応援してきたという女性・Aさん(20代)は、デビュー発表によって“燃え尽き”状態に陥っているという。その理由についてこう語る。
「ジャニーズJr.のファンは、嵐や関ジャニ∞などのデビュー組のファンとはちょっとタイプが違うんです。Jr.はコンサート会場のキャパも小さかったり、収録の出待ちで直接会えたりと、アイドルとファンの距離が近い。ファンレターを出し続ければメンバーに認知されることもあるくらいです。
私自身、彼らのデビューを目標に長年応援してきました。しかし実際デビューが決まったら嬉しい反面、目標を喪失したよう気分です。距離が遠くなるというだけじゃなくて、CDデビューする2020年までの半年間、どんな気持ちで応援すれば良いのだろうと心の整理がつかない状況です」
ファンの心配は“燃え尽き”だけではない。デビューによってますます“お布施”の額が増えることを懸念するファンもいる。SixTONESのメンバーを長年応援しているという女性・Bさん(40代)は、今回の同時デビューによってCDの売り上げ合戦が熾烈化することを危惧している。