やはり大スターは話題に事欠かない。8月25日、X JAPAN・YOSHIKIのディナーショーが最終日を迎えた。7日間で自己最多の12公演を開催。公演期間中にはファンとのふれあいで、右手首靭帯の病状が悪化するアクシデントがあったが、満身創痍での完遂がかえって注目を浴びた。
その約1か月前、8月2日にも“事件”があった。
「YOSHIKIさんは2日、生放送のインターネット番組で“重大発表を行う”と告知していたのですが、生放送中に急きょ発表を断念したのです。“関係者や各所への調整不足があった”という説明でしたが、イマイチ納得がいかない。事前にかなり盛り上げた“重大発表”の告知だったので、ファンも一体何があったのかとザワついていました」(音楽業界関係者)
収拾がつかない事態にYOSHIKIは、「アルバム関係」のことだったと明かし、「自分がちょっと早とちりしてしまって、いろんなかたに100%確認をとらなかった」と説明した。
ファンにとって「アルバム関係」という言葉は、大きな意味を持つ。
X JAPANのアルバムが最後に発売されたのは23年前の『DAHLIA』(1996年)。2008年にYOSHIKIが「新曲入りベストアルバムを発売する」と公言したことはあったが、現在まで「発売決定」と「延期」を繰り返してきた。
「“重大発表”があると言って、YOSHIKIさん自身のコンサートやディナーショーの告知だったというオチが何度もあったので、正直ファンは慣れていたんです。ただ、今回はかなり信憑性があり、“重大度”が高そうだったので、ちょっとした騒動になりました。実際、新曲のレコーディングも数年前に終わっていて、いつでも出せる状況ではあるのです」(前出・音楽業界関係者)