『カシワ』
「カシ」は「傾ぐ」を由来としており、土地が傾いている。
【例】上柏崎(栃木県)
【災害例】東日本大震災では、栃木県塩谷郡の「上柏崎」で、崖の崩落と地すべりがあった。
『カマ』
古語の「噛マ」が由来。自然がその土地を噛む、つまり津波で浸食されやすい地形を表す。
【例】釜石(岩手県)、塩竈(宮城県)
『クエ・クス』
崩れやすい土地を表す。
【例】九重(和歌山県)、下楠(愛知県)
【災害例】愛知県新城市「下楠」は、1972年と2010年に土砂崩れで県道が通行止めに。
『クリ・クラ・クルミ』
土地をくり抜かれ、えぐられた崩れやすい場所を示す。
【例】栗駒山(宮城県・山形県・岩手県)、鎌倉(神奈川県)、胡桃沢、小胡桃(いずれも岐阜県)
【災害例】宮城県栗原市の「栗駒山」は2008年の岩手・宮城内陸地震で土砂流が。
※女性セブン2019年9月12日号