忙しい日でも、「漬けおき」のテクニックを駆使すれば、“簡単”“できたて”“おいしい”と三拍子揃ったメニューがあっという間に完成! 『遠藤香代子の漬けおき入門』などの著書がある料理家の遠藤香代子さんはこう語る。
「漬けおきすると肉や魚に調味料が染み込んで柔らかく、おいしくなるうえに、簡単な加熱だけで、できたての料理がすぐに食べられます」と話すのは、料理家の遠藤香代子さん。仕込みは10分程度なので、時間のある時に2~3種類作っておくと重宝。
「今回紹介する漬けおきは、シンプルな味なので、他のメニューにもアレンジしやすい。さらに、『こんな味付けもおすすめ』で味変すれば、同じメニュー、素材でも変化が楽しめます。冷蔵でも冷凍でも保存できるので、“急いで食べなきゃ!”というストレスがない点も好評です」
そこで、ここでは遠藤さんから鶏胸肉の漬けおきの作り方や、漬けおきをアレンジしたレシピを教えてもらった。
■鶏胸肉の漬けおき
●材料
鶏胸肉…1枚(300g)
A[めんつゆ…大さじ1、すりおろしにんにく…小さじ1/2]
●作り方
【1】保存袋にAを入れ、もんでなじませる。サラダチキンを作る場合は、湯煎調理対応のポリ袋を使用する。
【2】キッチンペーパーで鶏肉の水気を取って保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じる。
【3】叩いたりもんだりして肉にたれをなじませる。から揚げなどに使う場合は鶏肉を一口大に切り、保存袋に入れてよくもんでたれをなじませる。
■かぶと三つ葉のサラダチキン和え
●材料
サラダチキン…1枚分
三つ葉…1袋、かぶ…1個
A[サラダチキンのたれ…大さじ1、ゆかり…小さじ1/2]
●作り方
【1】サラダチキンは薄切りにして半分にする。三つ葉は約3cmのざく切りに、かぶは皮ごと2mm幅のいちょう切りにする。
【2】ボウルに【1】とAを入れて和える。