今年10月、アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)が放送50周年を迎える。さまざまなイベントが企画されるなか、関係者をザワつかせているのが女優2人の“競演”だ。
東京の明治座では9月3日から、藤原紀香(48才)が主演する舞台『サザエさん』を上演中。アニメの10年後を描く内容で、波平役の松平健(65才)、フネ役の高橋惠子(64才)らが脇を固める。
一方のテレビでは、スペシャルドラマ、『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ系)が11月24日に放送される。こちらの主演は天海祐希(52才)。マスオ役が西島秀俊(48才)、カツオ役に濱田岳(31才)で、磯野家の20年後を描く。
ともに「看板」を張る2人は、華々しい芸歴を誇る。
藤原は1992年にミス日本に選ばれ、翌年女優デビュー。モデルやCM、司会でも才能を発揮し、歌舞伎役者の片岡愛之助(47才)の妻としても有名だ。
一方の天海は史上最速ペースで宝塚・月組のトップに上り詰め、1995年に宝塚を退団後はテレビ、舞台、映画などで幅広く活躍する。竹を割ったような人柄で全世代の好感度が高い。
2人のキャスティングに興味津々なのはテレビ局関係者。
「女優としての実績は天海さんが上ですが、藤原さんは天海さんと比べられることを承知でチャレンジしています。視聴率女王とも呼ばれる天海さんを相手に、“厳しい闘い”という辛口意見もあります。ですが、今回の舞台には藤原さんの“素顔”をよく知るスタッフがいて、おっちょこちょいでお調子者のサザエさんがハマり役と評判です。
藤原さんは梨園の妻の経験からチケット捌きはお手のもの。今回も主演が決まるやいなや、友人や知人に購入をお願いしていて、舞台裏でもしっかりと貢献しています」
「サザエ対決」を意識しているのは外野ばかりではない。