芸能

スポーツで連携始めたTV局、東京五輪前の団結で再浮上狙う

安住アナはNHKにも”登場”

 テレビ各局は他局より少しでも高い視聴率を獲ろうとしのぎを削るライバル同士だ。だが最近、各局が連携して取り組む動きが見られる。しかも、スポーツのコンテンツでそれが顕著だ。いったいなぜか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 15日に行われた東京五輪代表選考会の「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」が大きな話題を集めました。ネット上で、白熱したレースと同等に視聴者の注目を集めたのは、男子を中継したTBSと女子を中継したNHKの連携。番組開始から約4分間、両局で同じ映像が流れたほか、TBSの安住紳一郎アナとNHK『グッと!スポーツ』MCの相葉雅紀さんが並んでトークしたことで視聴者を驚かせました。

 その後も、映像を共有して互いの途中経過を伝え合ったり、アナウンサーが互いのスタジオでリポートしたり、局の枠を越えて連携。男子のTBSが16.4%、女子のNHKが13.5%と、日曜午前中に合計29.9%もの高視聴率を獲得しました。ネット上を見ると、「TBSとNHKをザッピングしながら見た」「テレビを2画面表示にしてTBSとNHKを同時に見ていた」などの声が多く、両局の連携が好意的に受け止められていたのは間違いないでしょう。

 同様に、20日開幕の「ラグビーワールドカップ2019日本大会」でもテレビ局の連携が見られます。日本テレビは19試合を生放送、NHKは録画を含めて31試合を放送しますが、まずは開幕前のPR番組で両局が連携。

 16日に放送された『くりぃむしちゅーの掘れば掘るほどスゴイ人 ラグビーW杯開幕直前SP』(日本テレビ系)に、『グッと!スポーツ』(NHK)MCの相葉雅紀さんが出演。日テレ系ラグビーW杯スペシャルサポーターの櫻井翔さんとの共演で盛り上げました。

 また、18日には『グッと!スポーツ 開幕2日前でも間に合う!ラグビーW杯直前SP』にも櫻井翔さんと日本テレビの水卜麻美アナが出演。どちらの番組にも、驚きとともに称賛の声が目立ちました。

 さらに、日本テレビとTBSのドラマ『ノーサイド・ゲーム』の連携も実現。9日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007合体SP』(日本テレビ系)に『ノーサイド・ゲーム』で俳優デビューした元日本代表主将の廣瀬俊朗さんが出演し、ラグビーワールドカップとドラマの両方をPRするという異例のコラボが話題を集めました。

 この秋、なぜ局の垣根を越えた連携放送が続いているのでしょうか? 狙いと今後の可能性を掘り下げていきます。

◆連携してネットコンテンツに対抗

関連記事

トピックス

中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
主演女優として再ブレイクしている安達祐実
《『家なき子』から30年》安達祐実が“子役の壁”を乗り越え、「2度目の主演ブレイク期」へ 飛躍する43才女優の今を解説 
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
米国からエルサルバドルに送還されたベネズエラのギャング組織のメンバーら(AFP PHOTO / EL SALVADOR'S PRESIDENCY PRESS OFFICE)
“世界最恐の刑務所”に移送された“後ろ手拘束・丸刈り”の凶悪ギャング「刑務所を制圧しプールやナイトクラブを設営」した荒くれ者たち《エルサルバドル大統領の強権的な治安対策》
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
中居正広氏とフジテレビ社屋(時事通信フォト)
【被害女性Aさん フジ問題で独占告白】「理不尽な思いをしている方がたくさん…」彼女はいま何を思い、何を求めるのか
週刊ポスト
食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《食道がん公表のとんねるず・石橋貴明(63)》社長と所属女優として沈黙貫く元妻の鈴木保奈美との距離感、長女との確執乗り越え…「初孫抱いて見せていた笑顔」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン