名物アラ還ライター・オバ記者こと野原広子は先日、取材で地方を訪れた時、子供たちが数人で『はないちもんめ』を唄いながら遊んでいる光景を目にした。あぁ懐かしいなぁ、自分にもあんな頃があったなぁと目を細めたものの、それと同時にあれこれ思い出したことがあるという。
そう、誰もが子供の頃、なんの気なしに口ずさんでいた童謡の数々には、実はとってもコワい意味が込められていたことを。オバ記者が「本当はコワい童謡」の『指切りげんまん』に迫る。
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◆『指切りげんまん』
指切りげんまん 嘘ついたら針千本のます 指切った
吉原などの江戸時代の遊郭では、遊女が意中の男性客に誓いを立てるため、自らの小指の先を切って渡すという儀式的な風習があった。げんまんは「拳万」と表し、嘘をついたら拳で1万回殴るに値するほど許せないという意。さらに高じて、針千本が付け加えられたという説もある。
子供の頃の約束は、今風に言えば“努力目標”。やろうとしたけどできなかっただけのこと。やぶったところでどうってことない。