また、運転手は「私はバスの運転手をやってから2年経つが、この2年間で、このような暴力を受けたことは初めてだ。殴られている間、いつ死ぬかと思って怖かった。こんなモンスター乗客はもうごめんだ」とも述べている。
中国では乗客によるバス運転手への暴力被害が増えている。例えば、今年5月には山西省で、乗客が持っていたスイカを頭めがけて投げつけられた運転手が1週間の入院を強いられた。この乗客はバス停でバスが止まらなかったため、タクシーでバスを追いかけて、次のバス停でバスが止まったところでバスに乗車、運転手に暴力をふるったという執念深さだったという。
また、湖南省でも今年3月、シニア世代の男が運転手からシルバーパスの提示を何度も求められたことに腹を立て、運転手に暴力をふるい、運転手は手足を骨折するなどの重傷を負い、入院するという事件もあった。