遠山景織子と細野真宏氏は対談で語りつくした

細野:なるほど。食材を最大限に上手く活用したり、無駄の無い買い物をするためには、やっぱり何をどれだけ買っていて、今はどれだけのストックがあるのかを押さえておかないとダメですね。冷凍庫って思っている以上に活躍するものなんですね。

遠山:そうなんです。なるべく、いろんなものを冷凍しておいて、例えば、今日ワカメの新物に出合ったら、今日は半分使って、半分は冷凍しておくとか。味噌も、普段は198円のものが138円なら2~3個買っておいて冷凍するといいんです。特に袋入りの味噌って最後うまくしぼり出せないじゃないですか。でも、味噌は冷凍すれば包丁で半分に切ってピュッと簡単に最後まで取り出せるんですよ。

細野:遠山さんの場合は冷凍庫をフル活用しつつも、やっぱり無駄が無いのはスゴイと思います。調味料とかも少し使わないでいると、意外と賞味期限が切れてたりしますよね。やっぱり賞味期限のチェックは欠かさずに、ですか?

遠山:それは、もう当然。だって食材を愛していますから(笑い)。

細野:たぶんスーパーで買い物をする際には、みんな賞味期限を意識するんだけど、いったん買ってしまうと、もう興味が向かなくなってしまうものなんですよね。この話はかなり深くて、食材の買い物に限らず多くの「人間の本質」なのかもしれないですね。本来「必要なものだから買う、買ったら使う」というのは、当たり前の話なんですけど、この当たり前の行動ができるかどうかで節約力に大きな差が出ますね。

遠山:だから、『家計ノート』に安く買ったものを書き込んでおくと、記憶に残りやすくて無駄が減らせるんですよね。あと、食品ロスを本気で無くそうと思っていたら、自然と食材の状態を毎日チェックできるわけですね。だから野菜の切り口の色の変化とか見たりして絶対に腐らせたりしないで済むようにしています。

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