東京に秋風が吹き始めた10月上旬の夕方。都心の繁華街のとあるビルの前に、高級外車が止まった。車を待ち構えていたかのように日本人、外国人の男性スタッフ4人がビルから現れると、トランクから黒いギターケースや音楽機材を次々に運び込んでいく。
運転席から白いキャップにサングラスをかけた1人の男性が降りてきた──。元関ジャニ∞の錦戸亮(34才)だった。荷物を運んでもらった錦戸は、手ぶらでビルの中に入っていく。
「ここが錦戸さんの新しい拠点になるとみられています。関係者からは“やはり”という声が聞こえそう。このビルのオーナーのAさんは、赤西仁さん(35才)のスタッフですから」(音楽業界関係者)
9月30日をもってジャニーズ事務所を退所した錦戸だが、翌日には公式サイトとSNSを開設。さらに12月11日にはアルバム『NOMADO』をリリースし、11月5日から全国ツアーを開催することも発表した。
「錦戸さんとしてはソロ活動を“待たされていた”という感覚だったのでしょう。自分のファンのためにも、退所後はすぐに活動した方がいいと考えたんです。とはいえ、彼が単独でここまで準備を進めるのは難しい。そこで、ある人物を頼っていたんです」(芸能関係者)
◆ライブ会場を押さえたスタッフ
それが、冒頭のビルのオーナー・Aさんだ。
「Aさんはロックバンドでメジャーデビューを果たしたこともある人で、30代後半の男性。芸能事務所で女性歌手のマネジャーも務めていたこともあり、音楽業界に顔が広い。今は手広く飲食店を経営するかたわら、赤西さんの公演に付き添ったり、ファンクラブ向けのグッズ販売も担当しています。業界では赤西さんの“右腕”と見ている人もいます」(前出・芸能関係者)