賞金女王獲得の成否が決まるよりも前に、プロゴルファー・渋野日向子(20)が重大な決断を迫られることになりそうだ。
台風の影響で10月12日の第2日が中止となり、翌日の最終日は無観客のコースで9ホール開催となった女子ゴルフ「スタンレーレディス」で6位タイに入った渋野。賞金250万円を加算し、トップの申ジエ(31)とは約600万円差となった(10月17日時点)。
「本来、残り試合には1試合でも多く出場して賞金女王を狙うはずのところですが、渋野は11月1~3日の『三菱電機レディス』を休んで台湾の米女子ツアーにスポット参戦することを発表した。その結果次第で、今後の“進路”を判断するのではないかとみられています」(ツアー関係者)
8月の全英女子オープンで優勝し、来季の米女子ツアーに参戦できる権利を得た渋野だが、これまでは「国内ツアーに専念する」と明言してきた。
「それが、10月頭の日本女子オープンで初日と2日目、同組で米女子ツアーに参戦する畑岡奈紗(20)、ユ・ソヨン(29)とラウンドしたことで刺激を受け、考えが変わりつつあるようです。米国の難しいセッティングで常にプレーし、日本のコースを苦にしない2人の技術を目の当たりにしたことで、“もっと海外を経験しないといけない”と痛感したのではないでしょうか」(ゴルフ誌記者)