この夏、カナダの名門会員制スポーツクラブ「クリケットクラブ」のアイススケートリンクで、世界中のフィギュアスケート関係者が腰を抜かす出来事が起きた。そのシーンを演じたのはほかでもない、羽生結弦選手(24才)だという。
「ここのリンクは羽生選手の練習拠点です。彼はここで前人未到の5回転ジャンプを跳んだというのです。コーチの1人はその衝撃の動画を持っているといわれ、今争奪戦になっています」(スポーツライター)
フィギュアスケートが「4回転時代」に突入して久しいが、羽生選手は誰も成功していないクワッドアクセル(4回転半)に挑戦していたはず。それを飛び越えて、5回転とはどういうことか。
遡ること9月14日。カナダで開催されたオータムクラシックインターナショナル2019で圧勝した羽生選手が、その公式練習後に5回転について言及した。
「4回転半を跳ぶためには回転数を上げる必要がある。そのために5回転を練習している、という説明でした。それからメディアがクリケットクラブのコーチ陣を取材し始めたのです。ハーネスと呼ばれる体を吊り上げる補助器具を使用しての練習で、羽生選手は8月に成功させたそうです。
その時、ハーネスを支えるコーチの1人が“おれは力を入れていない”と叫んだようで、この情報が拡散されて“実質5回転成功”という話が飛び交った。動画は誰も見ていませんが、コーチの1人が持っているといわれています。まぁ、羽生選手自身が認めたわけではないので、なんともいえませんが…」(前出・スポーツライター)