10月25日より一般公開されている「東京モーターショー」(東京ビッグサイトほか)だが、今回のショーはいつもと趣が違う。新型車を並べて展示するブースだけでなく、未来のモビリティ社会を想定した街や暮らしがイメージできるスペースがいくつも設けられているのだ。
もちろん、スバルの「レヴォーグ」やホンダの「フィット」といった人気車種のニューモデルお披露目や、日産、三菱、マツダの最新EV(電気自動車)などは自動車ファンの注目の的となっているが、青海エリア内のトヨタブースには、なんと近く発売予定の市販車が1台も展示されていない。
トヨタは「モビリティのテーマパーク」をコンセプトに、電動配達ロボットや自動運転、ライドシェア、移動式充電スポットなど未来体験ができるコーナーを企画。隣接するトヨタの施設「MEGA WEB」内でも、「FUTURE EXPO」と題して、空飛ぶバイクや体形に合わせて背もたれが変化するクルマなど、驚きの未来技術コンセプトを多数紹介している。
海外メーカーの相次ぐ不参加、入場者数の激減など、近年の東京モーターショーは開催の意義自体も問われ始めている。そこで、「主役はクルマから人へ」と、いわば“脱モーターショー”を掲げたトヨタの果敢なチャレンジが、どこまで入場者の好奇心を刺激できるか注目だ。
人が主役という点では、モーターショーの見所のひとつであるコンパニオンも、今回は海外メーカーや展示車両の少なさもあって、やや華やかさに欠ける印象はあるが、それでも各ブースを引き立てる彼女たちの笑顔は健在。会場で見つけた美女コンパニオンたちの厳選ショットを紹介しよう。
●撮影/渡辺利博