今年もやってきました、年末大掃除シーズン! 「毎年、年末ギリギリに慌ててやってる…」という人も多いはず。くたびれ果ててお正月を迎えるより、今年からは余裕の秋スタートが大正解!ということで、大掃除のテクニックを紹介します。
●教えてくれたのは……
家事アドバイザー・藤原千秋さん/『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)を監修。雑誌などさまざまなメディアで、住まいに関するライターとして活躍。
掃除ブロガー・東いづみさん/育休中に始めた、掃除ブログが人気に。著書に『子供とペットとスッキリ暮らす掃除術 東さんちのアイデア50全部見せ』(メディアファクトリー)。
◆ちょっとでも「できた!」達成感を大事にしよう
「大掃除は、寒さが本格化する前にすませておくのがベスト!」と、掃除の達人は口をそろえる。「水仕事もつらくないし、心に余裕を持って取り組めます」(藤原さん)。
また、全部できなくてもOK、という気持ちも大切。
「1年に1回しかやらない場所に絞ると、プレッシャーも減りますよ」(東さん)。「大掃除は、キレイな家で新年を迎えたいという、日本人特有の習慣。『やった』という達成感が大事です」(藤原さん)
忙しい人は、玄関だけでも整えたら、それで充分!
◆大掃除を成功に導く!! 6つの心得
【1】『掃除のベストシーズンは秋、11月中にメインどころはすませる』
秋は夏のハウスダストもたまっている。水が常温で使えるうちに、浴室やキッチンなどの水まわりから始めるのが◎。暖房をつけず、窓を開けて作業できるので、健康にも家計にもやさしいおすすめの時期。
【2】『健康と安全が第一!手の届く範囲でよしとする』
大掃除を張り切りすぎて、屋外で長時間作業をして風邪をひいたり、高い所に上ってけがをしたりしては本末転倒。便利グッズもうまく活用して。
【3】『きれいにしても一度使えば汚れる。完璧を目指さない』
どれだけピカピカに掃除しても、とくに水まわりは、生活していれば汚れて当然。100%を目指して神経質にならないのが、掃除を楽しむコツ。
【4】『必要に応じてプロの手を借りる』
掃除の難所は、ハウスクリーニング業者に任せて正解。早割などのキャンペーンを行っているところも。
【5】『キッチンと浴室は前後半のサンドイッチ方式で攻める』
使用頻度が高い水まわりは、2回に分けて掃除すると、負担も少なく挫折しにくい。ゴミの出やすいキッチンは、年末の最終収集日前に終わらせて。
【6】『掃除グッズは少数精鋭で“使い切る”を目標に!』
大掃除のためだけに、プロ仕様のアイテムを揃える必要なし。普段の掃除で使っているものを、大掃除で1本使い切ると、達成感が得られる。