“史上最高のW杯”と呼ばれ、大成功のうちに幕を閉じたラクビーW杯日本大会。「ラグビーロス」を感じている人も多いが、ラグビーファンが思わず笑顔になる後日談が入ってきた──。
11月2日に行われた決勝のイングランド-南アフリカ戦は、日本戦ではないにもかかわらず、視聴率20.5%(関東地区)を記録。ラクビー熱が大いに燃え上がった大会でもあった。テレビ局関係者が語る。
「日本-南アフリカ戦の41.6%も驚異的な数字ですが、驚いたのは、日本代表が敗退した後もラグビー人気が高まり続けたこと。日本では長く“マイナー競技”で、日の目を見ることのなかったラグビーの魅力が一気に日本中に広まった印象です」
決勝が盛り上がった翌朝。キャプテンのオーウェン・ファレル選手(28)が宿泊先の京王プラザホテル(東京・新宿区)でファンとの記念撮影に応じるなど“神対応”を見せていた。
だが、時を同じくしてホテルの外では、別のイングランド選手が意外な注目を集めていた。
「キャップを被った巨漢の男性が千鳥足で路上をフラフラ歩いていたかと思うと、歩道の脇でへたりこむように座り込み、スマホを取り出してビデオ通話。通話が終わってしばらくしても起き上がる様子はなく、そのままウトウト……よく見たら、イングランド代表のジョー・マーラー選手(29)だったので、びっくりしましたよ」(居合わせた男性)
マーラー選手はスクラムの柱となる「プロップ」というポジションを担当する、身長183センチ、体重113キロの大男。モヒカン頭ともじゃもじゃの髭がトレードマークのこわもてだが、実はSNSで人一倍の笑顔を見せるおちゃめな一面も。今大会のために日本入りした時には、顔まですっぽり覆うタイプの枕を首に巻いた姿がSNSで公開され “いかついのに可愛い”と話題を呼んだ。