広島東洋カープの前監督・緒方孝市氏の妻で3児の母である緒方かな子は元人気アイドルで、アイドル時代には「学園祭の女王」とも呼ばれた。緒方が当時を振り返る。
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当時の“学園祭の女王”という称号は、同じ事務所の先輩だった千堂あきほさんから受け継ぐような形でしたね。デビュー直後からグラビア活動をしながら学園祭に出演していたので、忙しくさせていただきました。まだ当時は高校生だったので、毎日のように“私なんかに務まるのか”とプレッシャーを感じていましたね。
それに学園祭ライブの時はミニスカやボディコンの衣装にソバージュをかけたお姉さん風ファッションでした。デビュー曲『天使の罠』や『絆/KIZUNA』などセクシー路線の歌詞だったので、今思うと随分背伸びしていたなぁと感じます。
もともと性格は大人しかったので、MCでカッコ良く「みんな盛り上がってる?」なんて言えず、どうしても「みなさん、盛り上がってますか?」と敬語になっちゃうんです。毎回“しまった!”と反省を繰り返していました。ですが本当にどこの学生さんも優しかった。“妹が頑張っている姿を温かく見守る”という感じだったのかもしれません。
学生さんとの距離は近かったですが、悪ノリをされたこともなく、危ない目にも一切遭いませんでした。皆さんとても礼儀正しかったのを覚えています。
◆必死すぎてステージから「落下」