“抱かれたくない男”が、いまや愛されキャラの代名詞に。まさかお笑いタレント・出川哲朗が女性向け商品のCMイメージキャラクターになるとは……。
現在もCM出演する花王のヘアケアブランド「エッセンシャル」のイメージキャラクターに起用されたとき、出川は「時代が変わった」とコメントし、自身でも驚きを示していた。花王は、出川を起用したのは「“コミュニケーションに一生懸命”“共感力がある”と、好感度急上昇で話題になっていること」が理由であると説明している(2018年8月)。
たしかに「出川がコミュニケーションに一生懸命で共感力がある」ことに反論する人は少ないだろう。
例えば、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』の人気コーナー「出川哲朗はじめてのおつかい」で披露する出川の独特の英語(?)は、「(アヒルのグッズを探して)ドゥユーノーガーガーバード?」や「(滝を探して)ドゥユーノーどどどどどウォーター? どばどばどば、どぼどぼどぼウォーター?」といった無茶苦茶なものばかり。それでも物怖じすることなく海外現地の人々とコミュニケーションを取り、ときには通じ合ってしまうのだからすごい。
また、出川がゲストらと電動バイクで日本各地を旅するテレビ東京系『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』では、出川と地元の人々とのやり取りが見所の一つだ。電動バイクのバッテリー充電のため、電源を貸してくれた相手に何度も感謝を伝える姿はもはやお馴染みの光景といえる。お礼のために果物の販売所で自ら呼び込みを始めたこともあった。芸能人風を吹かせるようなことは無く、一般人相手に敬語を使って頭を下げる姿も印象的だ。