銀盤の中心には、やはり“王子”がいるようだ。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズNHK杯を制し、3年ぶりのGPファイナル(12月5~8日、イタリア・トリノ)出場を決めた羽生結弦(24)を巡って、リンク外でもこんな騒動が起きている。
11月21日、岡山県スケート連盟が、羽生選手を中傷するツイートを投稿していた県内のフィギュアスケート選手を厳重注意していたことが報じられたのだ。匿名での投稿だったが、羽生ファンを中心に批判が殺到して炎上。ネットでは選手の名前も特定された。
岡山県スケート連盟に確認すると、「連盟の人間が本人と母親を呼んで厳重注意を行ないました。反省している様子だったと聞いています」(理事長)という。
選手のSNSでの投稿に連盟が注意するという異例の対応については「問題のある行為であったからですが、確かに羽生選手のことなので影響が大きかったようです」(同前)と恐縮する。そんな中でのNHK杯では、さらに周囲をヒヤリとさせるような“事件”があったのだという。
「米国代表で両親が日本人の樋渡知樹選手が出場していましたが、試合前の練習で“羽生の進路を妨害した”として会場や羽生ファンのSNSなどで非難の声が上がったんです」(スポーツ紙記者)