12月3日、東京地裁でガールズバーの元店長・高岡由佳被告(21)の初公判が開かれた。被害者は、20歳のホスト男性・琉月(るな)さん。【詳報3】に続き、午後の公判の様子を詳報する。弁護士による被告人質問が終わった後に、検察官から反対質問が行われた。
──なぜ(被害者の実名)さんと出会ったガールズバーで働くようになった?
塾の受付をしていたときに、そこのオーナーがホストクラブやバーを経営していて誘われたのがきっかけで。もともと自分で店がやりたくて。
──被害者のことが好きで他の女といるのが耐えられず、自分のものにしたかった。そのために数百万使った。
はい。
──パパ活をしていた。ゴールデンウィークはその人と海外に行っていた。それでいくらもらったのですか?
200万円です。
──その人と肉体関係は?
あります。
──パパ活は被害者には話していたけど、デリヘルのことは話していない?
はい。
──なぜ?
被害者に汚いと思われたくない。嫌われたくないからです。
──犯行当日もデリヘルで5人客をとっていますね。
はい。
──3月下旬から店に通うようになり、5月から気まずくなった?
はい。
──5月20日にマンション借りたのはなぜ?
一緒に部屋を借りようという話をずっとしていた。
──心が離れていることは?
感じていたが、一緒にいたいという気持ちが強かったです。
──当日LINEした。また被害者と肉体関係を持った。それなのになぜ犯行を決意した?
当時は何も考えられなくて、被害者が女とホテルにいったり、嘘ついたり、殴られたりしたことがあったのと、眠れない、不眠になった、すべてが重なって限界になった。
──口論は?
当日はしていません。
──なぜこういう方法で犯行をした? 首を絞めるとか、他にも殺し方はあった。
何も考えられなかったからだと思います。
──首を絞めるとか。
考えていなかった。
──寝ている状況でどうして?
よく覚えていません。
──確実に殺せると思ったと(取り調べで)話している。
当時はそう答えているのであればそうなんだと思います。
──なぜ刺したあと馬乗りに?
飛び起きようとしたからとっさの反応。条件反射だと思う。
──なぜ馬乗りに?
彼を殺そうと思ったからだと思います。