放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、11月22日「いい夫婦の日」に始まった結婚ラッシュとアンタッチャブルの復活など、衝撃に次ぐ衝撃だらけの一週間についてお届けする。
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それは突然の衝撃。11月29日、夜も更けて自分の部屋でボンヤリビール片手にテレビを見ていた。時々大爆笑をくれる有田の「全力!脱力タイムズ」、昔からお気に入りのアンタッチャブルの柴田の気のまわりすぎるつっ込みを見ていた。番組終盤、有田が「それでは10年ぶりにアンタッチャブルの漫才です!」。なんとザキヤマ(山崎)が出てきていきなりあのテンポのいい漫才が始まったのだ。
まさかアンタの漫才がテレビで見られるとは。長生きはしてみるもんだ。この10年決してまじわらなかった二人が掛け合いを始めた。その後の情報では「THE MANZAI」にも出るとか。性質の悪い実力派が復活、若手も第七世代もおちおちしていられなくなった。いい事だ。
仲の悪い二人にヨリが戻ったかと思えばなんだこの結婚入籍ラッシュは? 令和元年で11月22日(いい夫婦の日)で大安だって? だったら11月4日は「いい死」の日か。山口百恵も歌ってた。“いい死、旅立ち~ッ”。それを言うなら「いい日」だ。「ヒ」が「シ」になるとは江戸っ子だな?
オードリー若林は「オールナイトニッポン」の生放送でいきなり話し出す始末だけど、相方・春日はまったく知らなかったのが面白い。結局オードリーは二人共今年結婚したことになる。