国内

雅子さま 誕生日「ご感想文書」公表が再三延期になった理由

「ご感想文書」が延期になった理由とは?(写真は11月27日、京都府京都市/JMPA)

 12月9日、56才の誕生日を迎えられた皇后雅子さまは、一年を振り返ったご感想文書を発表された。雅子さまにとって皇后となられて初めてのご感想文書。その発表までの道筋は、一筋縄ではいかなかった。

 もともと今回の文書は宮内庁が担当記者に向けて、誕生日3日前の12月6日17時半に、前もって配布する予定だった。各社が報道の準備をするためだ。

 しかし、実際に渡されたのは誕生日前日8日の夕刻だった。それは、再三の「公表延期」が原因だったという。

「公表が予定されていた6日の午後、『今日は文書が出ない』と宮内庁から連絡がありました。続けて『8日の午前10時に出す』と伝えられ、2日後ろ倒しになりました。

 ところが、その8日9時半頃、宮内庁からさらに『文書発表は夕方になる』と連絡があったんです。2度にわたっての延期で驚いた人もいたそうです」(皇室ジャーナリスト)

 なぜ予定通りにいかなかったのか。それは、「雅子さまがご多忙の中で、誕生日前にもお疲れが残っていたから」(宮内庁関係者)だという。

 雅子さまは12月3日、天皇陛下とともに東京・八王子市にある昭和天皇陵と大正天皇陵で、即位礼と大嘗祭が無事終了したことを奉告する「親謁の儀」に臨まれた。翌4日には皇居・宮中三殿で親謁の儀に臨まれ、さらに宮中三殿の賢所で、「御神楽の儀」に臨まれた。

「御神楽の儀で即位に関する行事はすべて終了しました。極度の緊張感の中で細かい所作を求められる、一世に一度の重要儀式の連続で、雅子さまのお疲れはピークに達していたはずです。地方への行幸啓での行事では、お疲れの表情を浮かべられ、ふらつかれる場面もありました。

 しかし、そうした行事の合間にも、文案について気にかけていたそうです。国民にしっかりと感謝の思いを伝えたいというお気持ちが強く、最後の最後までご自身で推敲を重ねられたのだと思います」(前出・宮内庁関係者)

◆儀式を終えられてホッとされた笑顔

 文書と併せて公開されたご近影写真が撮られたのは、12月3日の夜のことだったという。

「例年にも増して、輝くような笑顔で写っていらっしゃいます。お疲れの色は濃かったと思いますが、即位関連の儀式をすべて終えられる目前で、ホッとされたという笑顔でもあったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 文書と併せて公表された雅子さまの主治医による「医師団見解」には、次のような記述があった。

関連記事

トピックス

都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で発言した内容が炎上している元フジテレビアナウンサーでジャーナリストの長野智子氏(事務所HPより)
《「嫌だったら行かない」で炎上》元フジテレビ長野智子氏、一部からは擁護の声も バラエティアナとして活躍後は報道キャスターに転身「女・久米宏」「現場主義で熱心な取材ぶり」との評価
NEWSポストセブン
小笠原諸島の硫黄島をご訪問された天皇皇后両陛下(2025年4月。写真/JMPA)
《31年前との“リンク”》皇后雅子さまが硫黄島をご訪問 お召しの「ネイビー×白」のバイカラーセットアップは美智子さまとよく似た装い 
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
中日ドラゴンズのレジェンド・宇野勝氏(右)と富坂聰氏
【特別対談】「もしも“ウーやん”が中日ドラゴンズの監督だったら…」ドラファンならば一度は頭をかすめる考えを、本人・宇野勝にぶつけてみた
NEWSポストセブン
フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン