スポーツ

中学通算26本 15歳の最強スラッガー・海老根優大の実力

前列左から2番目が海老根優大選手(「U-15アジアチャレンジマッチ」2019第1戦、日本 vs 松山市代表の試合後)

 来春の選抜甲子園から「球数制限」が導入され、全国の強豪校はこれまで以上に分厚い選手層でトーナメントを勝ち上がっていく必要が出てきた。有力な中学生球児を巡るスカウト合戦もどんどん熾烈になっている。そうしたなか、全国の高校野球関係者から注目を集める15歳の球児がいる。激変する高校野球の現場を描いた『投げない怪物 佐々木朗希と高校野球の新時代』の著者であるノンフィクションライター・柳川悠二氏が、レポートする。

 * * *
 2020年春の高校入学を控える中学生球児にあって、注目度ナンバーワンの15歳が、千葉・京葉ボーイズに所属する外野手・海老根優大だ。全国の強豪校が関心を寄せた逸材であり、アメリカ・メジャーリーグのドラフトになぞらえるなら、今年度の1巡目全体1位指名の選手である。全国でも随一の大阪にある名門私立への入学が有力視されている。

 海老根は今年11月に愛媛県で開催されたアジアチャレンジマッチにU-15侍ジャパンの一員として出場し、松山市代表との初戦ではプロ野球の試合も開催される坊っちゃんスタジアム(両翼99.1メートル)のレフトスタンド中段に、特大の本塁打を叩き込んだ。さらに次の打席でも無死一塁から左翼線に二塁打を放つ活躍で、チームの勝利(13対3、6回コールド)に貢献した。

 試合後、海老根は言った。

「(本塁打は)ツーストライクノーボールからの真っ直ぐでした。走者もいなかったですし、あの打席はホームランを意識して打席に入りました。はい、打った瞬間、入ると思いました。次の打席は、大きいのを狙わず、前の打席で真っ直ぐを打ったので初球は変化球だろうと。初球のカーブを力まず、軽く打つことができた。良かったです」

関連記事

トピックス

屋根工事の足場。普通に生活していると屋根の上は直接、見られない。リフォーム詐欺にとっても狙いめ(写真提供/イメージマート)
《摘発相次ぐリフォーム詐欺》「おたくの屋根、危険ですよ」 作業着姿の男がしつこく屋根のリフォームをすすめたが玄関で住人に会ったとたんに帰った理由
NEWSポストセブン
人が多く行き交うターミナル駅とその周辺は「ぶつかり男」が出現する(写真提供/イメージマート)
《生態に意外な変化》混雑した駅などに出没する「ぶつかり男」が減少? インバウンドの女性客にぶつかるも逆に詰め寄られ、あわあわしながら去っていく目撃談も
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン
大の里、大谷
来場所綱取りの大関・大の里は「角界の大谷翔平」か やくみつる氏が説く「共通点は慎重で卒がないインタビュー。面白くないが、それでいい」
NEWSポストセブン
悠仁さまの通学手段はどうなるのか(時事通信フォト)
《悠仁さまが筑波大学に入学》宮内庁が購入予定の新公用車について「悠仁親王殿下の御用に供するためのものではありません」と全否定する事情
週刊ポスト
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・Instagramより 写真は当該の店舗ではありません)
味噌汁混入のネズミは「加熱されていない」とすき家が発表 カタラーゼ検査で調査 「ネズミは熱に敏感」とも説明
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”の女子プロ2人が並んで映ったポスターで関係者ザワザワ…「気が気じゃない」事態に
NEWSポストセブン
CM界でも特大ホームラン連発の大谷翔平
【CM界でも圧倒的な存在感の大谷翔平】「愛妻家」のイメージで安定感もアップ、家庭用品やベビー用品のCM出演にも期待
女性セブン
堀田陸容疑者(写真提供/うさぎ写真家uta)
《ウサギの島・虐殺公判》口に約7cmのハサミを挿入、「ポキ」と骨が折れる音も…25歳・虐待男のスマホに残っていた「残忍すぎる動画の中身」
NEWSポストセブン
船体の色と合わせて、ブルーのスーツで進水式に臨まれた(2025年3月、神奈川県横浜市 写真/JMPA)
愛子さま 海外のプリンセスたちからオファー殺到のなか、日本赤十字社で「渾身の初仕事」が完了 担当する情報誌が発行される
女性セブン
昨年不倫問題が報じられた柏原明日架(時事通信フォト)
【トリプルボギー不倫だけじゃない】不倫騒動相次ぐ女子ゴルフ 接点は「プロアマ」、ランキング下位選手にとってはスポンサーに自分を売り込む貴重な機会の側面も
週刊ポスト
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《ドバイの路上で脊椎が折れて血まみれで…》行方不明のウクライナ美女インフルエンサー(20)が発見、“危なすぎる人身売買パーティー”に参加か
NEWSポストセブン