ビジネス

鉄道高架下の商業施設の開発加速 事業収入を支える柱に

高架下商業施設「SEEKBASE」は秋葉原電気街を意識した店舗構成

高架下商業施設「SEEKBASE」は秋葉原電気街を意識した店舗構成

 鉄道高架下というと、通り過ぎる電車がたてる音を聞きながら、仕事帰りに一杯楽しむ小さな店舗がずらりと並び……という光景がかつては広がっていた。ところが建築物が老朽化し、耐震基準も問われるようになり、高架下も再開発が迫られ次々と姿を変えている。保育所や賃貸住宅、ホテルなど様々な業態へと衣替えをしているなか、JR東日本都市開発による従来とは異なる商業施設への脱皮について、ライターの小川裕夫氏がレポートする。

 * * *
 2019年12月12日、JR山手線の秋葉原駅-御徒町駅間に複合商業施設「SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE(シークベース アキオカ マニュファクチュア)」が開業した。同施設はJR東日本都市開発が手がける高架下商業施設のひとつ。

 JR東日本都市開発は両国駅に併設した「-両国-江戸NOREN(えどのれん)」など、JR東日本が保有する遊休資産を活かす都市開発を担当している。JR東日本のグループ企業には、同種の都市開発事業者が複数存在する。数多あるJR東日本系列の都市開発事業者のなかで、JR東日本都市開発の得意分野とされているのが高架下開発だ。

 JR東日本都市開発は、中央線の高円寺駅-阿佐ケ谷駅間の高架下開発なども手がけてきた。同社は秋葉原駅-御徒町駅間の高架下空間を”アキオカ”と名付け、最重要拠点に位置付けている。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン