NHK紅白歌合戦は、出場歌手やグループの歌唱だけでなく、様々なパフォーマンスにも注目が集まる。2019年大晦日で放送70回を迎える紅白にまつわる意外な話を、最新刊『紅白歌合戦ウラ話』が話題の合田道人(ごうだみちと)氏に聞いた。
■リハーサルから張り付き! マスコミの取材ルールとは?
紅白の取材は主に12月29~31日に行なわれるリハーサル時がメイン。
「全員が取材に応じる訳ではないため、囲み取材に対応する目玉タレントを待ち続けます。人気歌手やアイドルには各社の記者が殺到し、廊下や控え室前など場所も様々です。31日は本番にも入れますが、客席はNG。メディアは裏側にしか入れないのです」(スポーツ新聞記者)
■「男性歌手に女声コーラス」はNGだった?
三橋美智也の『古城』で司会者が「普段ならば女声コーラスが入る歌なんでございますが、ボーイソプラノをもってこれに替えさせることにします」と語り、東京少年合唱隊が登場。剣道着に鉢巻き姿の少年10人が女声コーラスパートを担った(第10回)。「デュエットを男女で歌うのもNGな時代でした」(合田氏)。紅白に出るために臨時でメンバー変更したグループもいた。