新年に気になるのが「今年の運勢」。歴史ある白い表紙の「神宮館高島暦」を、書店で見かけたことがある人も多いのでは。その著者に自宅のお掃除「開運ポイント」を直撃! 子年にササッと運を呼び込む秘策とは──。
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新年の運勢を知るために求める人が多い「神宮館高島暦」(神宮館)は、易学の集大成ともいわれる書物「高島易断」をもとに書かれた本で、100年以上の歴史がある。
「毎日の占いはもちろん、人相・手相の見方、家相学、姓名学、冠婚葬祭の心得など実用的な情報も多く入っており、辞書のようになっています」と言うのは、現在の著者である松本象湧(まつもとしょうゆう)さん。
「令和2年をいい年にするためには掃除が大切です。新年になると各家には年神様(福の神)がやってきますが、福の神は玄関からお入りになるので、まずは玄関をきれいにしましょう。
そして、不浄な場所であるキッチンやトイレをピカピカにすること。鏡などもきれいに磨いておくといいですね」(松本さん)
掃除を始める時は、場を清める意味で白いきれいな布などを使うこと。洗ってあっても使い古した雑巾やマスクは避け、1枚でもいいので必ず新しいものを用意しよう。
「掃除の後、令和元年の場合は12月28日に門松やしめ縄を飾りましょう。ただし、この日は友引なので、凶にあたる11〜13時の間は避けましょう。
また令和2年は、九星気学では七赤金星の年で、ラッキーカラーは、赤やオレンジです。きれいにした玄関やリビングなどに暖色系のモノを置くのが吉ですね」(松本さん)
ところで、効率よくきれいにする方法はないものか? 日本ハウスクリーニング協会指導員の佐和田久美さんはこう話す。
「キッチンなどのステンレス部分や蛇口、鏡など、磨けば光る部分がきれいになると、掃除後の満足感も上がります。これらは1か所10~15分もあれば充分きれいにできるので、乾拭きまでしっかり行いましょう」(佐和田さん)
下記の開運掃除ポイントを参考に、よい年を迎えましょう。
◆玄関のお掃除ポイント
【松本さん直伝!『玄関』開運ポイント】
自分たちが出入りするだけでなく、福の神が出入りする場所でもある玄関は、家の中で最も重要な場所です。
掃除以外に気をつけることは、傘や靴を玄関に出しておかないこと。これらは外から悪い気をくっつけてきてしまうため縁起が悪いとされているのです。傘は見えないように玄関の棚などに収納を。靴は最小限出して、あとは下駄箱に入れておきましょう。
また、玄関のドアを開けて目の前に鏡があると福の神がびっくりしてしまうので、正面に置くのは避けましょう。
・鏡
【1】洗剤を使うと拭きムラが残るため、乾拭きでもきれいに汚れが落ちるようなら、乾いた布でしっかり拭く。汚れがひどい場合は、バケツ半分くらいに中性洗剤2〜3滴を入れた水を含ませた布で、水拭きをする。
【2】水拭きの後、極細の化学繊維を使ったマイクロファイバークロスで乾拭きをすると、繊維が残りにくい。拭く場合は、S字ではなくコの字に拭き、最後に周囲をぐるっと拭けば、拭きムラが残らない。