プラスチックごみによる海洋汚染の深刻化が世界中で問題視されるなか、日本でも今年7月からレジ袋が有料化。ごみ問題に対する意識もどんどん高まっている。そこで、正しくごみを捨てるための基礎的な知識を、現役のごみ清掃員であるお笑いコンビ『マシンガンズ』の滝沢秀一(43才)に教えてもらう。
◆こんな捨て方で大丈夫?
知らず知らずのうちに間違った捨て方をしていないか、正しいごみ出しの基本をまずおさらい!
【マニキュアの容器は、資源ではなく「不燃ごみ」に出す】→〇
びんを資源として「びんの日」に出すには、“汚れがない”状態で出すのが前提だ。「最近はすすいできれいになれば資源として出してもOKな自治体も多いですが、汚れが取れにくいマニキュアやオリーブオイル、ごま油などのびんは、不燃ごみに出した方がいいですね」(滝沢・以下同)。
【生ごみはなるべく触りたくないので、濡れたままで出す】→×
生ごみの80%は水分で、そのまま焼却炉に入れると火の温度を下げてしまうため、生ごみは水気を切って出すのが正解だ。「焼却炉内の温度が下がるとダイオキシンが発生し、環境汚染につながります。生ごみの水を切るのは、身近なエコ活動」。コンポストを利用し、生ごみを肥料に変えるのも対策の1つだ。
【段ボールはつぶさず、中にほかの紙類を交ぜて出す】→△